若草山へ -春日山ポタリング-2007年12月11日

↑春日山遊歩道を若草山へ登る、美しい林道
 日曜日、かねてから行きたかった、奈良若草山(春日山)林道ポタを決行してきました。

 紅葉にはチト遅かったのですが、ジテツウも、練習もサボりまくっているので、ノンビリと息子を連れての10kmほど整備された林道を走ります。

 著名なルートなのに、奈良に住んでもう13年で初めてのコース。
 お馴染みガイさんにガイドしていただき、おったさん、ダイチチさん、息子のトラの5名が参加。

 タフマンコンビ(ガイさん・おったさん)は、25~30kmの道のりを自走。
 ダイチチさん・僕・息子は奈良県庁前パーキングに車を止めて合流。

 県庁前の大通りをそのまま若草山方面(東)に進むと、春日山遊歩道の入り口にたどり着きます。
 若草山山頂(標高342m)まで、おおよそ3km。
 3m幅(+広い路肩)のゆったりした未舗装の林道で、若草山南側ルートです。

 ココはもちろん登りばかりですが、斜度はオフロードの林道としては非常になだらかで、路面状態もよく快適です。
 トラを連れてきているので、ペースも遅く、世界遺産・春日山原始林(特別天然記念物でもある)の末端を感じながら、ダラダラとだべりながら楽しむ。
 たまには、こんなポタリングもいいなぁ、まさに体中からストレスが抜けていく感じ。

 程なく山頂に…
 天候がよいので、180°パノラマの素晴らしい眺望に、ビックリ。
 あのハゲ山の上はこんなのになっていたのだ、もっと早く来れば良かった。
 鹿も沢山おり、雰囲気満点、「コレゾ奈良!」の景色なのだ。

 山頂をあとにして、「春日奥山道路」に入り、芳山方面に進みます。
 春日奥山道路は、春日山原生林の中を走る一方通行の未舗装有料道路(自転車歩行者はタダ)と言う珍しい道。
 殆ど車が入ってこないので、広々ノンビリ原生林の中を走れます。
 こんなトコ、すっ飛ばしたら勿体ない!もちろんスローペース。

 終点の芳山交番所を過ぎ、奈良奥山ドライブウエイを少し入ったところから、石切峠へ向かう。
 この峠を越えれば柳生方面に抜けられる(ハズ)なのだが、目的は有名な 「峠の茶屋」。

 石切峠へは、徐々に斜度が上がる登り。
 ヒィヒィ言いながら、路面がいいので(オフロードとしては)、何とか茶屋に到着し、名物草餅をお茶といただく。
 ハラ減ってたから、甘いものがうれしい。

 当日は午前中で終了の予定なので、折り返して、芳山交番所より、春日自然歩道を下る。
 登りとは別の春日山遊歩道で、春日大社の南側、高畑に下りてくる。

 快適な長~い下り。
 斜度がないので、たいした標高差でないのにかなり長い。
 この道は、紅葉が多く、落葉したこの時期は、手の形をした紅葉の赤・茶・黄色の落ち葉の絨毯の上を走る。

 整備されているが、やはりオフロード。
 サス性能が劣る子供車のトラは、
 「手が痺れる!」
 と音を上げる。
 もうダメ、と言う手前でなんとか舗装路(高畑)へ到着。
 本格MTBの大人は 「楽しい」 の一言で、ニヤけて喋りながら下りてきました。

 丁度12:00前、ガイさんは香芝に13:00に用事があるとかで、離脱。
 間に合うのかな~?(MTBブロックタイヤで市街地30km強を1時間で)。

 飛火野から東大寺方面に向かい、県庁前駐車場に戻り終了。

 感動しました!
 こんな素晴らしい景観で、整備された林道が市街地脇にあったなんて!
 何で今までしらなかったのだろう、無念。
 もう少し時間をかけてこの辺を探ってみたいと思いました。

 ココの林道は、斜度が緩く、路面が良く、道幅が広いので、ゆっくと併走・歓談しながら走れるのがイイです。
 観光客も多いので、くれぐれも自転車ではとばしたり、トレーニングまがいのことは御法度ですね。

 ご用時あるにもかかわらず、ご案内いただきました、ガイさん感謝です。
 (用事にはキッチリ間に合ったようです…サスガ)

 冬でも走れそうなので、皆さんまた行きましょう!

 資料:奈良公園周辺マップ(PDF)

若草山山頂にて
左より、おった・ガイ・ダイチチ・トラ・私 (敬称略)

県庁前パーキング


いざ若草山へ!


原生林の懐で休憩


更に快適な道が続く


山頂は大パノラマ


下りは楽ちん


峠の茶屋で一休み


石切峠から春日奥山道路へ戻る