山吹MTBチャレンジフェスタ Part22006年11月27日

↑コース最高地点の万灯呂展望台。夜景で有名なところらしい。後は下るだけだ!
 …前回のつづき

 舗装路から、ついにジープロード(ダブルトラック)に変わり、登りばかりになってきた。

 大人でさえめげる、重いオフロードの走行感にプラスとぎれない登りが続く、もちろん、だんだんと押しの割合が増えてきた。
 自転車の登坂は、ユックリでも乗車出来る方が断然楽なので、ギアが足りなくて押してばかりだとかなりツライ状態だ。

 途中看板に、『万灯呂展望台3km』 とあった。

 すっかり信じ込んで、
 『あと2.5km・・・・あと1kmチョットだ!・・・・・もうすぐだ!』
 とか励ましてきたが、山に囲まれた状態のままで展望台があるとは思えない。

 そうなのだ!
 あと3kmというコースとは違う、わざわざ遠回りをするコースなのであった。 そう言えば、分岐が一カ所あったなぁ。

 こうなると疲労感はいきなり増してくる。
 それは、頑張ってるダイキくんも、伴走している大人も同じ。
 チョットこれが続くとやばいなぁと、思っているときに、丁度在中スタッフがいた。
 先行していた、トラとガイさん、おったさんも待っていた。
 「この先展望台まで、どんな感じですか?」
 思わずスタッフに聞くと、苦笑いしながら、
 「一端下って、吸水ポイントがあり、あとは展望台までほぼ登りが続きます。」
 と言う非常なお言葉だったが、とりあえず吸水ポイントまで頑張ってみよう。

 6人で、ゆっくり進むと、急に道がひらけ舗装路になる。しばらくは、快適な下りがつづく。
 チビどもはすっかりご機嫌で下っている。
 下ると言うことは、その分また登らなければならないのだが…そんな言葉は禁句なのだ。

 吸水ポイントは、バンガローの建ち並ぶ施設の場所だった。
 スポーツドリンクをもらい、管理棟でトイレに行き一息つく。
 まだ、後ろからも数グループやって来る。自分たちより後ろがいることを知って、子供達も一安心したみたい。
 すっかり元気になり、再びコースに戻る。
 
 景色の良い小川沿いの舗装路を2kmも走ると、ふたたび山中へ。
 どうやらこれが、最後の長い登りのようだ。
 ガレた登りが続いていく、ダイキ君の20インチ&6段変速ではキツイ。サスもないので、手首を痛めているよう、辛そうだ、ガンバレ!
 最終伴走の軽トラックが2台すぐ後ろに追いついてきた。辛かったら(回収車に)乗ったら?と進めるが、
 「いや、まだ頑張れる」
 と、根性をみせる。なかなか骨があるじゃない、イイゾ!男だ!と思っていたのだが、主催者の時間の都合で、上まで乗ってくださいと指示されてしまった。

 無念?の回収。
 おとうさんを始め皆で、頑張ったねぎらいの言葉を掛け、じゃあ上で合流、となった。
 「おとうさんは自走してください!」
 見透かされていたようでした…

 トラは、自分のペースで、すでに先行してた。
 まずそこまで、追いつく。
 新しい自転車の威力もあり、頑張って登っている。日頃スイミングスクールでみっちり鍛えられている成果が出ているのか、なかなかやるなぁと親ながら感心する。

 20~30分もすると、空が開けてきた。舗装路になった。
 ようやく、昼食の万灯呂展望台だ。
 早速、昼飯をもらって、車座に座る。
 ダイキくんも登ってきた。
 さぁみんなでお昼だ、手作りのデカイおにぎり2ヶとあたたかい豚汁。
 ウマイ、めちゃくちゃ美味しい!、すっかり満腹になった。こどもは食べきれない。

 最後尾だったこともあり、食べ終わると下山となった。最初に着た人はかなり待っていたのだろうなぁ。
 下りは別ルートの細いが舗装路、対向車がこないので安心して下れる。しばらく下ると一番最初の道に合流する。
 ここからは下り基調のアップダウン、快適快適。子供達ももう終わりとなると、元気元気!
 メータ読みもピッタリ21kmで、ゴール。

 なかなかスバラシイでないのこのイベント。
 厳しそうにレポートしたが、コースもいいし、子供達や普段スポーツサイクルしていない人でも、ひとがんばりすれば完走できる(大人だったら登り全て押してもダイジョブ)。
普段レース出ているような人は物足りないが、初心者を誘ってサポートすればいい。MTB入門編にはBestではないだろうか?
 今回は、完全に雨の予報だったのが、何とかもってくれたのが幸いだった。

 最後に、ゼッケンナンバーで大抽選大会でしめる。これがスゴイ!
 折りたたみ自転車×2、DSライト、iPot-nano、USJペアチケット、特産品詰め合わせ×10、フルーツ詰め合わせ×10、空気入れ、携帯工具、ライト等々豪華な景品が並ぶ。
 参加人数180人ほど(ゼッケンナンバーからだと)、先に帰ったひともいるので、120人もいるだろうか?商品は上記のような約30点以上。イイ確率だ。
 もちろん、うちのグループからも当たりがでた。
 トラ…自転車スタンド
 ガイさん…なんと、ラストのiPot-nanoを引き当てた。大興奮!

 このイベント、弁当付きで、大人¥2,000、子供¥1,000、どう考えてもトッテモお得。
 主催者の井手町商工会青年部の皆様、楽しいイベントをありがとうございました。
 来年もでるゾ!みなさんもどう?

ガレた登りは体力消耗


言葉も少なくなって…


まだ登りが続く事みたい…


吸水ポイント


迫り来る回収車


おなかすいた~!


お昼がウマイッ!


さぁ行くぞ!


さぁあとは下るだけ



風を切り、快適快適


大当たりを引き当てる