いまの運動会2008年10月01日

↑トラックにラインが2本??

 週末、小学校の運動会を見てきた。
 生徒の人数が少ないので、
 ・学年別 ・チーム(赤/青/白/黄)別 ・全校生徒演技 ・2学年共同
 といろんな組み合わせの競技・演目があるので、子供達2人共参加していると次から次へと退屈することがない。
 さらに、高学年のお兄ちゃんは、運営のお手伝い(応援・低学年引率・雑務等々)でも活躍しているので、写真係(趣味です)としては落ち着いて席に着くことない。

 競技は、
 徒競走・リレー・綱引き・玉入れ・騎馬戦・組み体操・創作ダンス
 と、演目は昔から変わらない。
 子供達の一生懸命な姿はスバラシイし、微笑ましい。
 お疲れさん、かえってきた子供達を労った。

 しかし、違和感も感じる。
 観戦していた、同じ “アラフォー”(40歳前後)のおとうさん達とも意見が合った。

 【 騎馬戦 】
 5・6年全員の共同競技となっている。
 僕らの頃は学年別で、男子の競技だった(女子は創作ダンス等が別にあった)。
 体当たり等で相手の騎馬を潰すと言うルールは採用されていない。
 (女子も混同だから仕方ないが…)
 それと共同作戦を張っているチームがいない。
 やはり、リーダーが不在だからか?、みな単騎で動いている。

 僕らは、リーダー(ガキ大将)が、
 「お前らは弱いから逃げ回れ」、
 「おとりになれ、後ろからはお前らが行け」
 「A・B騎馬は、相手のZを共同で潰せ、だめなら自爆作戦だ」
 なんて指示(強要!)していたのが懐かしい。
 自分たちでこっそり騎馬の組み合わせを替えたりもしていたなぁ。

 【 組み体操 】
 子供個人の力(腕力)が弱く、体幹バランスが悪くなっている気がする。
 完成形まで行けなかったり、崩れたりしているのが目立つ、特に男子!
 でも、難しい 「5重の塔?」 に何度もチャレンジしている姿は胸を打ったヨ。

 【 リレー 】
 これが一番ビックリ!
 なんと、距離が人により異なるのだ。
 5年は、1周と半周に別れる、○番目と△番目は半周と決まっている。
 まだ何とかコレは分かる。

 6年は、チーム内の決まった人数が、内回りの距離の短いトラックを使う。
 どこで使うかはチーム内で決めるそうだ。
 戦略があって面白かもしれないが、現在どのチームが勝っているかが分からない。
 どうも1周走りきれない子供がいるからとの処置らしい・・・
 ずば抜けて速い子が、追い上げる・・・・が近道の走者が前に出てくる。

 
運動会のヒーローがいなくなるではないか!!

 幼稚園の徒競走は順位を付けなかったし、
 小学校の冬期マラソン大会も距離が長・短が選べる。

 
運動競技は同一条件ガチンコが信条ではないのか!!
 ハァハァ…(激高してきた)

 子供がダメと言うわけではなく(体力は確実に低下しているが)、運営が保守的になりすぎなのでは?

 身体能力の優劣を付けることがそんなに悪いことなのだろうか?
 怪我人が出ることを極端に恐れている気がする。

 高校時に、生徒会に「必要なし」と、運動会を廃止されたことのトラウマか?
 そこにしか楽しみと、小さな優越感を見いだす事の出来ない人のやっかみなのだろうか?