こどもシクロ教室に行きました。2005年11月30日

ギャップ越え。スタッフの方(曽我さん)感謝!
↑ギャップ超えもしっかりサポートしてもらい、ナントカカントカ・・・
 今朝の通勤路気温は3℃、ハハハ…今日も車通勤。

 先週末、関西シクロ実行委員会サイクルロードISOBE主催の “こどもシクロ教室” に愚息トラノスケを連れて行った。

 教室の会場は、滋賀県野洲川公園。翌日に京都車連盟主催の “関西シクロクロス第2戦” の会場でもある。我が家から高速を使わず2時間半かかった。

 参加費は保険代の¥500のみで、こどもに自転車競技を広めよう意図で非営利で運営されている、ありがた~い教室。
 今回は元シクロクロス世界チャンピオンの ダニエル・ポントーニ選手、本年度のXCチャンプ野口忍選手らが講師陣に加わっている豪華版なのだ。

 10:00より準備体操を始め、レース経験者と未経験者に分け、いきなりコースに説明なしに走りに行く。河川敷に隣接する林の中に作られたオモシロコース。ギャップも適当でこどもが遊ぶにはもってこいの好コースだ。きっちり整備され、コケても危ない箇所は少ない。
 もちろん、トラは未経験『チャレンジコース』。

 1周約10分ほどかけ、最初の2周はゆっくりと大きなギャップは降りて押すように指示をする。僕も持参したMTBで一番後ろから付いて行く。
 最初はオッカナビックリの『チャレンジコース』のみんなだったが、さすがに子供、すぐに適応しみるみるオフロードに慣れてくる。息子にはスタンディングポジションだけ近所を走るときの歩道の乗り降りで教えていたので、なんかみんなに向かい得意そうにしている。キミキミここには、経験者の上手い子は居ないのだよ。

 次は、大きなギャップ等の(子供にとっての)難所を、見本をみせ一人一人指導していく。指導といっても『もっとコウした方がラクだよ』程度の押しつけのない、穏やかな指導。最初にキツく教えると、嫌になるもんね。ココはイヤという子にはもっと簡単なセクションで指導しているし、やる気のある子は何度もチャレンジできる。実にイイ。みんなノビノビと楽しんでいる。

 次は人工のギャップを自転車を持ち上げて超える練習。見本はD・ポントーニさん。流れるように走り抜けて行く。
 子供用自転車は実は大人のスポーツ車より重かったりする。子供には低いギャップも大変だ。子供用の小さな突起の高さに車輪を持ち上げるのに皆四苦八苦のようだ。変形フレームで掴む部分があまりない子はギャップの前で悩んじゃったりする。持ち上げられない子供には、前あげて、後ろ上げてと何とか自力で越えさせるように指導していた。
 この練習は町乗りにもいかされるに違いない。

 ポントニー選手と野口選手のデモンストレーションの後、最後は経験者は模擬レース。未経験者はタイムトライアルでコースをノンストップで1周する。基本的に1人に1人指導者がサポートしながら走ってもらい、安心だ。
 いよいよ愚息トラの順番だ。かなり気合いが入っているのが表情で分かる。
 『・・・3・2・1・スタート!』
 いきなりペダルを踏み外し、脚がフレームに絡まってしまう。気合いの空回りだ。あとは無難にこなし、一番大きなギャップで戸惑っていた前走者がいたのだが、上手に抜かしながら越えることができ非常に鼻高々で帰ってきた。他の子も最初とは大違いで上達して走り抜けていく。

 走り終わった後は、ポントニーさんと記念撮影し、サインをもらい、参加のおみやげ(おかし)をもらって終了となった。
 昼から希望者で模擬レースとサイクリングが行われる様だったが、本人も初めてのオフロードで疲れたのか、どうするか返事がなかったのでいい思いのまま切り上げることとし、会場を後にした。

 思った以上に、有意義で親子共々楽しませて頂いた、スタッフの方々には深く感謝します。次はオンロード版の教室に行ってみよう。

 オイコラ、お前はポントニーのサインで顔をパタパタ仰いでいるが、分かってるのかね?もの凄い人なんだぞ!息子よ。

(後日談)翌日のシクロクロスで、ポントニー選手は日本のトップ選手をおさえダントツのトップで優勝し、そして、現役引退。全盛期を越えたとはいえ早い引退を惜しまれたのだった。

 今朝の体重73.4kg。これから忘年会シーズン。年末年始どうなるやら (/--)/