そうなん?2008年06月02日

↑大きなシダが密生している、杉林に出た。恐竜が出てきそうな雰囲気。
 でも植林(入山ルートが有るはず)なのでチョット安心。

 日曜朝、ダイチチさんが初めてビンディングシューズを購入したので、足慣らしにと近くの住宅地脇からすぐの山に出かけた。

 ここは、住宅地から山頂まで遊歩道が舗装されているので、自然の中をノンビリと足慣らしできる。
 軽く慣らす程度の予定だったので、トラ(息子・小5)も連れて行った。

 山の斜面に出来た住宅地をいちばん上まで登り、そこから2kmほどの舗装の遊歩道。
 もちろんずっと登りだが、MTBで軽いギアもあるので特に問題はない。

 程なく、山頂の展望台に。

 ここで、引き返せば問題はなかった。

 時間も体力も余裕があるし、ココは山頂、後は下り基調との判断で、つい逆側に伸びている林道から下ろうと・・・・・

 そんなに厳しくないシングルトラックで、チョット先の住宅地に降りられると、安易な考えで決定。
 もし道を間違えても、チョット遠いが逆の斜面下の大阪側に出られると思いこんでいた。
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 最初のシングルトラックは、雨の後で泥濘、チョットしんどいなぁとイイながら気楽に下る。

 コンクリ舗装の道に当たったので、一安心。
 目的の方向側の東側に進む。(多分、これが大間違い)

 コンクリの道がとぎれ、快適なシングルトラックへ。
 このまま、目的の住宅地へ向かうと思っていたら・・・・

 道が消えた・・・・

 まぁこんな部分もあるさと踏み跡を進む。
 ルートと思われる(殆どケモノ道)進路沿いには、黄色のビニールテープが木に巻き付けてある。

 それだけを頼りに、今更引き返せないと木々の隙間を進行する。
 乗車にはほど遠く、自転車は既に邪魔な荷物と化していた。

 段々と斜度がきつくなる。
 一応目印のテープは続いていたが、もはや崖に近い。
 もうそろそろどこかに出るだろうと、まだ斜度のましな尾根づたいに進路を変更。

 息子が自転車を押すことも、降ろすことも出来ないヶ所が続き不安になり始める。
 横を流れる崖下の小川のせせらぎ音が、更に寂しい雰囲気を醸し出す。

 1時間半ほどさまよい下ったとき、植林した杉林の森に出る。
 下草が、全て大きなシダで、まるで恐竜が出てきそう…
 しかし、ココは人の手が入った森、必ず管理用のルートが有るはずとちょっと安心。

 程なく、道らしい部分を見つけ進むと・・・・住宅建造物が!!

 「助かった!」
 心底からそう思った。
 建造物の住民から、「こんな所で何している?」と、注意されたが、それも嬉しい。
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 なんと、入山した隣の住宅地の端っこだった。

 もっと大きくルートをみればヨカッタのに、最短で抜ける方向に進んでしまったのだった。

 帰りの普通の道路の頼もしいこと、楽なこと・・・・

 息子は、プチ遭難をホントの大冒険だったと興奮して、ヨメハンに報告。
 まぁ、いい経験か・・・いやはや無事だったから言えること。