富士山サイクリングその2(ヒルクライム編)2008年06月13日

↑5合目指標での証拠撮影、なぜにへっぴり腰? へ~、2,305mもあるんだ
 富士山サイクリングツアー2日目、いよいよ富士山ヒルクライムです。

 コースは、つい先日(6/1))行われた、ファンライド(ランナーズ)が主催の、
 【Mt.富士ヒルクライム
 と、全く同じコースを使います。山梨側の
 ●富士北麓公園~富士スバルライン~富士山五合目 (距離25km、標高差1,270m)

 3つある5合目までのコースで、このスバルラインが距離は長いのですが、いちばん斜度が緩く、道も良く整備されており走りやすいのです。

 愚息トラノスケの今回の最大の目標、「富士山5合目まで自転車で完走する」です。
 私は、3年前に上記ヒルクライム大会に出場し、一応コースは経験しています。

 今回は、かまださんが走行せず、車でサポートに回ってくれるそうなので安心して走れます。
 (とはいえ、観光組を忍野八海に連れて行ってくれるので、2時間は助けに来ません)

 富士北麓公園のパーキングに車をとめ、いよいよスタートです。

 いきなり登りなので、10キロ前後でノンビリと…2kmも走らないうちに、料金所でひと息。
 料金は自転車往復¥200(片道は半額)。

 さぁこれから本番!いくぞ!、とはならず、同じようなペースでノンビリと登ります。
 みなさん、完全に息子にペースを合わせてくれています。
 見えるところに必ず、私以外の知っている人がいるのはかなり精神的なサポートとなります、感謝。
 
 最初はチョット斜度がある様に思えましたが、同行者には
 「ずっとこんな感じだっと思います。淡々と同じ調子で登ってます。」
 と、適当な事を言っていました、調べるとやはり料金所からしばらく7%程度あったようです。

 ノンビリ登ると、レースとは全く違う雰囲気、周りと喋りながら、大人は景色を楽しみながらのLSDです。
 トラは最初余裕がなさそうでしたが、脚が慣れてくる2合目(約10km・標高1596)m辺りから調子が出てきた様(斜度も緩くなる)。

 残念ながら、そのあたりから、雲の中に突入したのか霧雨が身体を濡らし、3合目(14km・標高1786m)を超えると寒くなり、視界も悪く、少しイヤになってきたのが感じられます。
 フラットペダルにスニーカーの彼は脚が滑り走りにくそう、小休止を入れウインドブレーカーを着用させます。

 4合目(約19km・標高2045m)の手前で、サポート組の車が追いつき、応援を受けます
 めげかけていたトラは息を吹き返した様でした。

 じきに4合目を超えると、最後の大きなパーキングがあり、ここで休憩。
 雨も止み、雲海が広がる雄大な景色が見えます。
 「この雲を超えて登ってきたんだなぁ」
 富士山の雄大さを感じ、少し誇らしげな気持ちになります。
 サポート組から差し入れのパンとおまんじゅうを食べ出発、ココからはあと一息。

 20mも見えない急激な濃霧となりましたが、覚えのある最後の急勾配を超え、無事ゴール。

 小学生の息子にとって、何物にも代え難い素敵な思い出と自信になったようです。

 下りは、濡れた路面も多く、疲れていて危ないと判断して、サポートカーに乗せる事にしました。
 (なぜか、大人も数名…)

 またまたペースを合わせ、お付き合い下さった皆様、特に自身の走行を犠牲にしサポートいただいたかまだ様、本当にありがとうございました。

 楽しく、充実の2日間を過ごし、帰路につきました。
 普段しかめっ面で、文句の寝言しか言わない息子が、珍しく笑いながら車の中で爆睡していました。
 よほど楽しかったんだなぁ・・・


二合目前、ようやく調子が出てきました