新しい舗装2005年10月11日

雨の日の路面は…
↑高機能舗装(左)・通常の舗装(右)、同じ時間の同じ方向を向いた路面
 今朝は、朝から激しい雨。 通勤路気温17℃。 ただし、通勤は車で。 大阪の日の出がAM6:00をまわるようになってきましたと、ラジオからアナウンスしてました。

 ここ1週間ほど、秋雨前線が停滞しているらしく、すっきりしていない天気がつづく。 晴れの特異日10月10日も今年は雨。
 土日祝の3連休も土曜日に、信貴山朝練をしただけで、用事と雨でほとんど乗れず。おまけに久々に子供つれて実家にいっていたので、ごちそうや外食でダイエットもお休み。 体重が心配だ。

 基本的に、雨の日は乗らないのだが、小雨の通勤や、途中から降ってきたりとやむを得ず乗らざる状況になることも多い。
 ここ数年のことだが、雨が降っても非常に快適に走れる道路があることに気づく事がある。

 『高機能舗装』

 聞いたことある方も多いと思うが、10年ほど前は高速道路(自動車専用道路)でしかお目に掛かることは無かった舗装だ。
 見た目は、チョット荒い感じに見える舗装だが、路面自身がスポンジ状(お菓子の“雷おこし”状)になっていて、雨水を吸水し、舗装の下より排水するスグレモノの路面なのだ。 雨の日には上写真のように水たまりができず、路面反射のギラつきもなく、泥跳ねもしないので非常に快適に走れる。 もちろん車も、自転車もだ。

 道路関係のページで調べてみると以下のような特徴があるそうだ、

 ①雨天時水膜によるスリップ低減
 ②雨天時車両による水はね・低減
 ③雨天時走行車両によるスモーキング減少の低減
 ④雨天時夜間の視認性向上
 ⑤路面形状が凸凹なことから、一般舗装に比べ冬期間凍結路面の滑り止め効果
 ⑥冬期間のブラックアイス現象の低減

 ここまでは想像できたが他にもあるのだ、下の機能は知ってたかな? 僕は、全て「へぇ~!」 だった。

 ⑦高粘度改質型アスファルト使用による耐久性向上
 ⑧車両通行騒音の低減
 ⑨排水能力の向上
 ⑩路面レベルが水平設置可

 ⑧はスポンジ状の路面のため、走行音を路面が吸収できる為
 ⑩は排水を舗装の下で行うため、走行路面を傾ける必要が無い為で、路肩に排水設備が必要ないため、歩道を持ち上げる必要も無い(歩道が一段上がっていたのは、路肩を造り雨水を集めて排水させる為もあったのだ、安全上の為だけだと思っていた)。
 さらに、排水能力を超え水たまりができても、水たまりの消失もかなり早いらしい。

 以前にチラっと書いた、寺田町近辺の舗装工事の謎もこれで解けた。(9月29日道路工事に一言01
 「路面工事をした後に路側工事をして、さらに路面工事をするとは何事か!」 って書いたけど理由があったのだ。

 要するに、通常の路面(雨水を路肩側に流す水がしみこまない)を、「高機能舗装」 の下の排水用の受けにして、その上に“雷おこし”状の高機能舗装を施すのだ。 そのための専用路肩工事を、“通常舗装” の後にして、再舗装(高機能)するのだったのか!

 スマンスマン、知らぬ事とは言え、一方的に批判してしまった。 ちゃ~んと理由があったんだなぁ。

 この舗装、雨天時の事故が多い箇所では、80%もの効果が得られているとの結果もあり、自転車でも非常に走りやすいため(特にスリックタイヤには安心)、主要道路には施してほしい。 ただし、前述の舗装方法により、かなり舗装工賃は高いらしいが… (批判したり、要望したり全く勝手なのだ…スマン)


今朝の体重73.0kgなり、連休イッパイ食べたのになんでかな?